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  • 温湿度センサーから熱中症リスク計算し多言語でチャットにお知らせ

温湿度センサーで取得した温度と湿度から SORACOM Flux で 暑さ指数(WBGT)などを算出し、AI で多言語アナウンス文を生成してチャットで通知する

概要

このアプリテンプレートでは、SORACOM IoT ストアで購入できるセンサー内蔵 IoT デバイス「LTE-M CO2センサー RS-LTECO2」または「GPSマルチユニット SORACOM Edition」によって送信される温度と湿度を利用し、SORACOM Flux で暑さ指数 (WBGT) や乾燥指数 (絶対湿度) 、不快指数を算出します。さらに算出された各指数に応じたアナウンス文を日本語だけでなく多言語で生成 AI が出力し、それをチャットに通知します。このアプリがあると以下のことに役立ちます:

  • センサーから得られる温度と湿度データから、暑さ指数 (WBGT) や不快指数を計算する
  • 暑さ指数 (WBGT) などの環境データを AI が判定し、安全な行動を促すアナウンス文を生成する
  • アナウンス文を AI によって多言語化する
  • 必要に応じて、ユーザーに通知する

環境データのリスクレベルの判定方法は、AI アクション内のプロンプト (AI への指示文) の設定により変更できます。ユーザーに通知するかどうかは、webhook アクションの実行条件を指定することで設定できます。

チャットでの通知の例

チャットでの通知は以下のような内容です:

概算費用

初期費用

以下のいずれかを準備してください。

品目
費用
備考
12,100 円
12,100 円

月額費用

品目
当アプリの概算費用
備考
SORACOM Flux
1080.3 円/月(*1)
10 分間隔で実行した場合、4,464 イベント/月(*2)、 13,392クレジット/月 (*3)
SORACOM IoT SIM (plan-D D-300MB)
330円/月
(*4)
  • (*1)温湿度センサーからのデータ送信頻度が 10分に 1回で IoT デバイスイベントソースが 10分に 1回起動された場合の例として 説明しています。
  • (*2) この Flux アプリでは、1日あたり 144回イベント数がカウントされ、1ヶ月間 (31日) の稼働で 4,464回のイベント数がカウントされます。
  • (*2) SORACOM Flux の Developer プランではアカウントあたり 10,000 イベント/月まで無料で利用いただけます。10,000 イベント/月を超過した場合はイベントあたり 0.11 円が発生します。
  • (*3) この Flux アプリでは、1日あたり AI アクションが 144回実行され、AI モデル “Google Gemini 2.0 Flash-Lite” は 1回の実行で 3クレジットが使用されるため、1日あたり 432クレジットが使用されます。1ヶ月間 (31日) の稼働で 13,392 クレジットが使用されます。
  • (*3) SORACOM Flux の Developer プランではアカウントあたり 1,500 クレジット/月まで無料で利用いただけます。1,500 クレジット/月を超過した場合はクレジットあたり 0.044 円が発生します。
  • イベント数、クレジットは、無料で利用いただけるバンドル分と同じ上限値が当初は設定されています。上限に達した場合はイベントによるアプリの起動やアクションの実行はされなくなります。これを超えて使用したい場合はあらかじめ上限を更新してください。月のバンドル分を超える上限を設定した場合、超過したイベント数やクレジットは従量課金でご利用いただけます。
  • (*4) 月額基本料金の他に、データ通信料金が発生します。データ通信料金については日本カバレッジ IoT SIMを参照して下さい。

本記載は概算であり、実際の利用状況によって変動します。 正確な料金はSORACOM のサービスページおよびユーザーコンソールから利用明細をご確認ください。 ユーザードキュメント イベント数、クレジット使用料の上限を設定するも併せてご確認ください。

事前の準備

このテンプレートでアプリをデプロイする (テンプレートを実行する) 前に、以下を準備しましょう:

なお、このアプリテンプレートで Microsoft Teams のチャネルにメッセージを送信することもできます。Microsoft Teams のチャネルにメッセージを送信するには、Microsoft Power Automate を使用して Microsoft Teams のチャネルにメッセージを送信する のステップ1を参考に、Teams Webhook 要求の HTTP URL を取得して利用してください。

アプリの作成

設定のカスタマイズ

アプリ作成時点では対象のデバイスのSIMグループと、通知先のチャットの webhook URL について設定できます。

アプリの作成後に行うこと

IoT デバイスイベントソースが OFF になっています。手動でアプリをテスト実行してみて、チャット 通知が確認できたらイベントソースを ON に設定してください。

アプリのカスタマイズ

AI アクションの プロンプト欄 でアナウンス文の指示内容の文章を変更することで、どのような文面のアナウンス文を出力するか変更できます。

トラブルシューティング

うまく動かない場合はアプリの実行履歴を確認してください。詳細は 実行履歴/メッセージ履歴 (ログ) を確認する を参照してください。