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  • ソラカメ動画を Harvest Files 経由で解析・通知する

ソラカメのモーション検知/サウンド検出をトリガーに動画クリップを SORACOM Harvest Files に保存し、AI で動画を分析し、 Google チャットに通知します。

概要

このアプリテンプレートでは、Soracom Cloud Camera Services (以下、ソラカメ) 対応の IoT カメラ「ATOM Cam」のモーション(動体)検知/サウンド検出イベントを利用します。モーション検知をトリガーとして、該当時間帯前後の録画映像を自動的に切り出して SORACOM Harvest Files にエクスポートし、ファイル作成イベントを起点として SORACOM Flux の AI アクションで動画を解析、結果を Google チャットへ通知します。このアプリがあると以下のことに役立ちます:

  • モーション検知した状況を目視確認することなく、AIが状況を判断する
  • 静止画だけでは判断しづらい「前後の流れ」(何が起きてから/どうなったか)まで含めて状況を把握できるため、より確度の高い判断や共有が可能
  • 通知内容(件名/本文)や AI への指示(プロンプト)をカスタマイズできる
  • 動画クリップを Harvest Files に保存し、後から確認できるようにする

解析対象の動画は、モーション検知の時刻付近をソラカメからエクスポートして取得します(テンプレートでは「検知時刻の 10 秒前〜現在」を切り出します)。監視対象や異常の判定方法は、AI アクション内のプロンプト (AI への指示文) の設定により変更できます。

Google チャット通知の例

送信される通知は以下のような内容です:

概算費用

初期費用

品目
費用
備考
ソラカメ対応製品 ATOM Cam 2
3,980円

月額費用

品目
当アプリの概算費用
備考
SORACOM Flux
769.3 円/月(*1)
SORACOM Harvest Files
242 円/月
Soracom Cloud Camera Services クラウド常時録画ライセンス
990 円/月
  • (*1) ソラカメのイベント検知(モーションやサウンドの検知)が 1時間に 1回発生する場合の例として 説明しています。
  • (*1) この Flux アプリでは、1日あたり24回イベント数がカウントされ、1ヶ月間 (31日) の稼働で 744回のイベント数がカウントされます。
  • (*1) この Flux アプリでは、1日あたり AI アクションが24回実行され、AI モデル “Amazon Bedrock (Amazon Nova Lite)” は 1回の実行で 21クレジットが使用されるため、1日あたり 504クレジットが使用されます。1ヶ月間 (31日) の稼働で 15,624 クレジットが使用されます。
  • (*1) SORACOM Flux の Developer プランではアカウントあたり 3,000 イベント/月まで無料で利用いただけます。3,000 イベント/月を超過した場合はイベントあたり 0.11 円が発生します。
  • (*1) SORACOM Flux の Developer プランではアカウントあたり 150 クレジット/月まで無料で利用いただけます。150 クレジット/月を超過した場合はクレジットあたり 0.044 円が発生します。
  • イベント数、クレジットは、無料で利用いただけるバンドル分と同じ上限値が当初は設定されています。上限に達した場合はイベントによるアプリの起動やアクションの実行はされなくなります。これを超えて使用したい場合はあらかじめ上限を更新してください。月のバンドル分を超える上限を設定した場合、超過したイベント数やクレジットは従量課金でご利用いただけます。

本記載は概算であり、実際の利用状況によって変動します。 正確な料金はSORACOM のサービスページおよびユーザーコンソールから利用明細をご確認ください。 ユーザードキュメント イベント数、クレジット使用料の上限を設定するも併せてご確認ください。

事前の準備

このテンプレートでアプリをデプロイする (テンプレートを実行する) 前に、以下を準備しましょう:

  • ソラカメ設定: ソラカメを設置し、クラウド常時録画ライセンスを割り当て、モーション検知が発生することを確認し、デバイス ID を確認する 詳細はソラコムのドキュメント ソラカメ対応カメラを設置する (追加する) を参照してください。

  • Google チャット Webhook URL: 通知先となる Google チャットスペースの着信 Webhook URL を取得する 詳細はGoogleのドキュメント Google Chat の Webhook 設定方法 を参照してください。Business または Enterprise の Google Workspace アカウントが必要になります。

アプリの作成

設定のカスタマイズ

アプリ作成時点では以下を設定できます:

  • 動画解析の対象となるソラカメのデバイス ID [ソラカメを選択する]ボタンから対象のソラカメを選択してください。
  • 通知先のチャットの Webhook URL 解析結果を通知する Google チャットの Incoming Webhook URL を入力してください。

アプリの作成後に行うこと

ソラカメのイベントソースが OFF になっています。アプリ作成後にイベントソースを ON にして、アプリをモーション検知で実行してみて、 Google チャット通知が確認できたら準備完了です。

動画のエクスポートには時間がかかる場合があります。本テンプレートでは動画ファイルをSORACOM Harvest Files にエクスポートし、完了後に AI 解析と Google チャットの通知を実行します。

アプリのカスタマイズ

用途に応じて、以下をカスタマイズできます。

  • 動画の切り出し範囲: 「動画取得アクション」のリクエスト(from/to)を調整して、解析したい時間帯を変更する(初期設定は、モーション検知の10秒前から動画取得リクエストが届くまでの時間になっています。)
  • 解析内容: 「動画解析アクション」のプロンプト(AI への指示文)を変更する
  • 通知メッセージを変更
    Webhook アクションの body を変更し、出力項目の追加や文面の調整ができます。

Google チャット 本文では、AI が返した JSON(text/risk/action)をテンプレートとして参照しています。詳細はアクション、コンディションの記法を参照してください。

トラブルシューティング

うまく動かない場合はアプリの実行履歴を確認してください。詳細は 実行履歴/メッセージ履歴 (ログ) を確認する を参照してください。

特に以下を確認してください。

  • イベントソース(ソラカメのモーション検知)が ON になっているか
  • 対象のソラカメのデバイス ID が正しいか
  • 送信先 Googleチャットの URLを正しく指定できているか
  • イベント数/クレジットの上限に達していないか