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  • LTE-M ボタンでソラカメにリアルタイムアクセス

SORACOM LTE-M Button Plus を押すと、ソラカメからライブ画像 (静止画) を取得し、AI で駐車台数と駐車率を推定、結果を Slack 通知し SORACOM Harvest Data に保存します。画像ファイルは SORACOM Harvest Files に保存され、後から確認することができます。

概要

このアプリテンプレートでは、Soracom Cloud Camera Services (以下、ソラカメ) 対応の IoT カメラ ATOM Cam の リアルタイムアクセス によって取得したライブ画像 (静止画) を利用します。SORACOM LTE-M Button Plus (以下、LTE-M ボタン)をトリガーとして SORACOM Flux によるライブ画像 (静止画) の取得と駐車場の駐車台数カウントを行います。推定したデータは Slack 通知されるとともに SORACOM Harvest に蓄積されます。SORACOM Harvest に蓄積されたデータ、ファイルは、SORACOM Lagoon を利用して、カスタマイズ可能なダッシュボードによる画像とデータの可視化も可能です。このアプリがあると以下のことに役立ちます:

  • LTE-M ボタンを押したタイミングで駐車場の混雑度を可視化したい
  • カウントしたい監視対象の混雑度、利用率などをデータ化する
  • 駐車場以外にも、AI への指示(プロンプト)をカスタマイズすることでさまざまなカウントや推定が可能です
  • 必要に応じて、ユーザーに通知する

監視対象やカウントの方法は、AI アクション内のプロンプト(AI への指示文)の設定により変更できます。ダッシュボードで可視化する場合は、このアプリテンプレートを実行した後に、SORACOM Lagoon の設定が必要です。

Slack 通知の例

送信される通知は以下のような内容です:

概算費用

初期費用

品目
費用
備考
SORACOM LTE-M Button Plus
8,118円
ソラカメ対応製品 ATOM Cam 2
3,980円

月額費用

品目
当アプリの概算費用
備考
SORACOM Flux
22.24 円/月(*1)
93 イベント/月、273 クレジット/月 (31 日) を想定
Soracom Cloud Camera Services リアルタイムアクセス
990 円/月
SORACOM Harvest Files
242 円/月
SORACOM Harvest Data
171 円/月
SORACOM IoT SIM (plan-KM1)
110 円/月
SORACOM IoT SIM(plan-KM1)の費用が発生します。(*2)
  • (*1) LTE-M ボタンの押下が 1 日に 3 回として設定された場合 として試算します。 この Flux アプリでは、1 日あたり 3 回イベント数がカウントされ、1ヶ月間 (31日) の稼働で 93回のイベント数がカウントされます。
  • SORACOM Flux の Developer プランではアカウントあたり 3,000 イベント/月まで無料で利用いただけます。3,000 イベント/月を超過した場合はイベントあたり 0.11 円が発生します。
  • この Flux アプリでは、1日あたり AI アクションが 3 回実行されます。AI モデルは Amazon Bedrock – Amazon Nova Lite を利用し、1 回の実行で 3 クレジットが使用されます。このため 1 日あたり 9 クレジットを消費し、1 ヶ月間 (31日) の稼働では 273 クレジットが使用されます。
  • SORACOM Flux の Developer プランではアカウントあたり 150 クレジット/月まで無料で利用いただけます。150 クレジット/月を超過した場合はクレジットあたり 0.044 円が発生します。
  • イベント数、クレジットは、無料で利用いただけるバンドル分と同じ上限値が当初は設定されています。上限に達した場合はイベントによるアプリの起動やアクションは実行はされません。これを超えて使用したい場合はあらかじめ上限を更新してください。月のバンドル分を超える上限を設定した場合、超過したイベント数やクレジットは従量課金でご利用いただけます。
  • (*2) 月額基本料金の他に、データ通信料金が発生します。データ通信料金については 日本カバレッジ IoT SIM (plan-KM1) を参照して下さい。

本記載は概算であり、実際の利用状況によって変動します。 正確な料金は SORACOM のサービスページ および ユーザーコンソールから利用明細 をご確認ください。 ユーザードキュメント イベント数、クレジット使用料の上限を設定する も併せてご確認ください。

事前の準備

このテンプレートでアプリをデプロイする (テンプレートを実行する) 前に、以下を準備しましょう:

アプリの作成

設定のカスタマイズ

アプリ作成時点では LTE-M ボタンの所属するグループ、対象のソラカメ、送信先 Slack の Webhook URL を設定できます。

アプリの作成後に行うこと

必要であればプロンプトを修正し、適当な場所にソラカメを設置し、LTE-M ボタンを押して動作を確認しましょう。

SORACOM Harvest Data に蓄積された可視化は SORACOM Harvest Data のリソースでソラカメを選んだ状態で、ご利用のデバイスを選択すると、ご覧いただけます。

アプリのカスタマイズ

以下の設定を変更することで、ニーズに合わせたカスタマイズができます。

  • AI 推論内容の調整
    • 駐車状況確認 AIアクションプロンプト を編集すると、検出対象や出力フォーマットを変更できます。JSON キーを増やした場合は後段の API/Slack ペイロードも合わせて更新してください。

トラブルシューティング

うまく動かない場合はアプリの実行履歴を確認してください。詳細は 実行履歴/メッセージ履歴 (ログ) を確認する を参照してください。