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  • 複数 SIM を Ping で死活監視して Email 通知

このガイドでは、「複数 SIM を Ping で死活監視して Email 通知」テンプレートの概要、設定方法、カスタマイズのポイントを説明します。

概要

このテンプレートは、SORACOM IoT SIM の一覧を取得し、(必要に応じて)指定した SIM グループに属する SIM のみに Downlink Ping を実行して死活監視する Flux アプリです。Ping が失敗した SIM があった場合は、失敗した SIM ID をまとめてメール通知します。複数台のデバイスをまとめて死活監視したいケースで利用できます。

  • SIM 一覧を取得し、SIM ごとに分割して処理します
  • グループ ID を指定した場合、指定グループに属する SIM のみに Ping を実行します(未指定/空の場合は取得した SIM をすべて対象)
  • Ping 失敗した SIM ID を集約してメール通知します
  • 実行間隔や取得件数、Ping の回数/タイムアウト、通知内容をカスタマイズできます

デフォルトでは SIM の取得件数は 10 件(limit=10)です。監視対象 SIM が多い場合は SIM 一覧取得アクションの limit を変更してください。

メール通知の例

送信されるメールは以下のような内容です。

概算費用

初期費用

品目
費用
備考
SORACOM IoT SIM
902円〜
SORACOM IoT SIM
お見積り(plan-D D-300MB)
SORACOM IoT SIM をお持ちでない場合、必要となります。

月額費用

品目
当アプリの概算費用
備考
SORACOM Flux
最大 81.84 円/月(*1)
12 時間おき、 SIM の取得件数が 10 件(limit=10) の場合
SORACOM IoT SIM
55円〜/月
SORACOM IoT SIM または SORACOM Arc の月額費用が発生します(*2)。55円〜/月は SORACOM Arc の月額費用です。
  • (*1) SORACOM Flux の Developer プランではアカウントあたり 3,000 イベント/月まで無料で利用いただけます。3,000 イベント/月を超過した場合はイベントあたり 0.11 円が発生します。
  • (*1) アプリケーションが 12 時間おき(1 日 2 回)に実行されると、当 Flux アプリは月(31 日間)に最大で 62 回実行されます。SIM 一覧取得 の結果を SIM ごとに分割しているため、イベント数の目安は 62 * (1 + 10 + 1) = 744 です。イベント単価 0.11 円として 744 * 0.11 = 81.84 円です(SIM の取得件数やグループ ID による絞り込み状況などで変動します)。
  • イベント数、クレジットは、無料で利用いただけるバンドル分と同じ上限値が当初は設定されています。上限に達した場合はイベントによるアプリの起動やアクションの実行はされなくなります。これを超えて使用したい場合はあらかじめ上限を更新してください。月のバンドル分を超える上限を設定した場合、超過したイベント数やクレジットは従量課金でご利用いただけます。
  • (*2) 月額基本料金の他に、データ通信料金が発生します。データ通信料金については日本カバレッジ IoT SIMおよび SORACOM Arc を参照してください。

本記載は概算であり、実際の利用状況によって変動します。 正確な料金はSORACOM のサービスページおよびユーザーコンソールから利用明細をご確認ください。

事前の準備

このテンプレートをデプロイする前に、以下を準備してください。

  • メール送信先: 検証済みの送信先メールアドレス(SORACOM の「メールアドレス」機能で登録)
  • 監視対象の SIM / デバイス: Downlink Ping が実行できること
    • Ping の仕組みは SORACOM API の sendDownlinkPing を前提としています。

アプリの作成

アプリ作成時点では以下の項目を設定できます。

パラメーター名
説明
email_send_to
メール通知の送信先(検証済みのメールアドレス)
group_ids
監視対象の SIM グループの groupId(任意。指定した場合はそのグループに属する SIM のみに Ping を実行)

インターバルタイマーイベントソースが OFF になっています。手動でアプリをテスト実行してみて、メール通知が確認できたらイベントソースを ON に設定してください。

アプリのカスタマイズ

Flux Studio で各アクションの設定を変更できます。

監視対象 SIM の件数(SIM 一覧取得アクション)

SORACOM API アクション「SIM 一覧取得」の CONFIG の limit を変更します。

  • SIM の取得件数を変更したい場合: limit=10 を変更します。
  • グループ ID を指定している場合でも、まず「SIM 一覧取得」で取得された SIM から絞り込むため、監視対象 SIM が多い場合は limit を十分大きくしてください。

実行間隔(インターバルタイマー)

インターバルタイマーのスケジュール定義(例: 12 時間)を変更します。運用開始前のテストでは一時的に短くし、確認後に適切な間隔へ戻すのがおすすめです。

通知条件 / 通知内容(メール通知)

  • メール通知アクションは len(payload.messages) > 0 の場合のみ送信します(失敗 SIM が 1 件以上のとき)。
  • 件名や本文はメール通知アクションの CONFIG を変更してください。
  • 条件式やテンプレートで使える関数・記法は アクション、コンディションの記法 を参照してください。

トラブルシューティング

  • メールが届かない
    • 送信先メールアドレスが検証済みか確認してください。
    • メール通知アクションの実行条件(len(payload.messages) > 0)を満たしているか確認してください。
  • グループ ID を指定したのに Ping されない / 期待した SIM が対象にならない
    • グループ ID の指定内容と、SIM 一覧取得アクションの limit(デフォルト 10 件)を確認してください。
    • 対象の SIM に Ping アクションの実行条件が以下のような形でグループ ID を指定しているか確認してください。
      payload.groupId == "123xxxxx-x45x-67x8-9101-1121xx31415xx" || payload.groupId == "151yyyyy-y41y-31y2-1110-9876yy54321yy"
      
  • すべての SIM が失敗する / Ping が失敗する
    • デバイス側のオンライン状態や電波状況を確認してください。
    • Downlink Ping が利用できる構成か確認してください(sendDownlinkPing)。
  • どの SIM を監視しているか分からない
    • グループ ID と SIM 一覧取得アクションの limit(デフォルト 10 件)を確認してください。

うまく動かない場合は Flux アプリの実行履歴を確認してください。詳細は 実行履歴/メッセージ履歴 (ログ) を確認する を参照してください。